なんとなく髪型が決まらない。
最近ちょっとボリュームが減ってきたような気がする。
そんな人は「びまん性」の脱毛症が原因かもしれません。
びまん性脱毛症とは、女性に多い薄毛のパターンで、頭頂部を中心に全体的に髪の毛のボリュームが減ってくる症状のことです。だいたいは仕方がないとそのまま放っておくケースが多いのですが、放っておいても進行が止まるわけではありません。治していくためには頭皮のケアが必要になってきます。
この記事の目次
びまん性脱毛症を治すにはシャンプーから
頭皮に大事なのは、ダメージを与えないことといたわること。頭皮が健康な状態にならなければ、丈夫な髪の毛は育ちません。
そのためにはまずはシャンプーの見直しから行っていきたいところです。
普段使っているシャンプーは洗浄力が高い
一般的に使用されているシャンプーは、とても洗浄力が高いものです。汚れはしっかりと落としてくれるのですが、本来必要な頭皮の皮脂まですっかり落としてしまいます。すると、頭皮は紫外線などの刺激にさらされ、乾燥したり肌荒れしたりします。頭皮の力が弱まり丈夫な髪の毛が育つ環境が悪化してしまいます。
毎日使っているものなのであまり気にされていませんが、実はこのシャンプーが頭皮に刺激を与える一番の原因と言っても過言ではありません。
・刺激の少ないシャンプーに見直しをしよう
ここからはびまん性脱毛症の原因やケアの仕方について紹介していきます。
びまん性脱毛症に効果的なシャンプー
びまん性脱毛症の原因
びまん性脱毛症の原因は大きく2種類あります。
- 加齢によるもの
- 頭皮や髪の毛のダメージによるもの
その他にもストレスによる薄毛、過激なダイエットでの栄養不足、出産にともなうホルモンバランスの乱れなどがあります。
このようなケースは、詳しくは下記の記事を参考にしてください。
- ストレスによる薄毛
- ダイエットと薄毛の関連
- 産後の抜け毛
加齢によるびまん性脱毛
誰しも年を重ねると、髪の毛に変化が現れます。だんだんとボリュームが減ってきて、薄毛になってしまうのは仕方がないことなのですが、これも放っておいては治るものも治りません。
髪の毛減ってくるのは、頭皮の老化にも原因があります。年齢とともに肌を保湿するコラーゲンの量も減ってきますので、頭皮の状態が悪くなってきて、抜け毛につながってきます。
また、閉経後に抜け毛が起こるのは、ホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが優位になってくることが原因とされています。この場合には、育毛剤などで、ホルモンバランスを調整するとよいとされています。
頭皮は毎日の紫外線などでかなりダメージを負っています。顔はアンチエイジングでいろいろな化粧品を使っていてもあまりケアをしていない人が多いですよね。
女性用の育毛剤などで頭皮をケアすることは頭皮のアンチエイジングにもつながります。肌の栄養を与え保湿し、日中の紫外線のダメージを補修していく。毎日の繰り返しなので効果はじんわりとしか現れませんが、とても大事なケアなんですよ。
頭皮や髪の毛のダメージによるびまん性脱毛
もう一つの原因が、頭皮や髪の毛のダメージが蓄積していることです。最近では若年性の薄毛の人も増えてきていますが、これは若いうちから頭皮を痛めつけていたものの蓄積という面が大きいですね。
一昔前は、今ほど女性の薄毛が取りざたされることはありませんでした。近年ヘアダイやパーマを利用する人やその回数が急激に増えてきた結果、女性の薄毛の悩みも深刻なものになってきています。
その結果、ここ10年くらいで女性用の育毛剤もたくさん開発されてきています。以前は育毛剤というと「男性のもの」、「ハゲが使うもの」、「使うのが恥ずかしい」と言ったイメージがありましたが、今では化粧品と同じように「頭皮のケア」として利用している人がほとんどになっています。
頭皮がかゆい、かぶれているというケース
その他にも、頭皮のダメージで一時的に抜け毛が増えてしまっているケースもあります。頭皮がかゆかったり、赤くなっている場合には、頭皮そのものが炎症を起こしている可能性があります。こういったケースでは、頭皮の修復が最重要になります。頭皮が落ち着くまでできるだけ刺激を与えないように注意してください。
頭皮への刺激は毎日行われている!
毎日使っているシャンプーやドライヤーの熱なども頭皮へのダメージを与えてしまいます。特に敏感肌の状態になっている場合には、これらの刺激が強力に働きます。シャンプーはできるだけ洗浄力の弱いものを利用しましょう。ドライヤーもできるだけ熱くならないように長時間使わないように気を付けてください。
頭皮のケアには保湿が一番
頭皮も肌の一部ですので、保湿が何よりも重要になります。府さん使っているシャンプーは皮脂をすっかり落としてしまうので、頭皮は無防備な状態になっています。そのまま放置すれば乾燥してしまい肌荒れなどの原因になります。
頭皮ケアの第一歩は、シャンプーを洗浄力の強すぎないものに変えること、そして育毛剤などで頭皮の保湿と修復をすることがポイントになります。
頭皮ケアのできるおすすめ育毛シャンプーと育毛剤
びまん性脱毛症は女性の薄毛の中でももっとも多い症状です。これは男性の薄毛の仕組みとは違い、ケアをしていくことで進行を遅れさせることが出来ます。特に若いうちからヘアダイやカラーなどで髪や頭皮を痛めつけてきたという人は早めのうちからケアを始めることをおすすめします。